神戸ファッション美術館で「靴と服と時代」展ーーロココから300年のファッション史を足元から辿る

神戸ファッション美術館で「靴と服と時代」展を開催中だ。

同美術館は、コスチューム、靴、アクセサリーなどの服飾品に加え、ファッション誌や書籍、DVDなどファッション関連の多様で豊富なコレクションを誇る。

本展は、その中から靴約200点をピックアップ。それにコスチュームを合わせ、ロココから20世紀に至る300年のファッションの変遷を足元から辿っている。

ロココ期のルイヒール・パンプス、帝政期のシュミーズドレスに合わせたフラットシューズ、20世紀に至ると、サルヴァトーレ・フェラガモやロジェ・ヴィヴィエがクリスチャン・ディオールためにデザインした作品。最初の靴デザイナーと言えるアンドレ・ペルージアについては、100年前のファッション誌『ガゼット・デュ・ボントン』に掲載されたペルージアの店をイメージした版画2点が展示されている。

また、同会期(前期)で特別展「永澤陽一の創造と革新」も開催されているが、永澤氏は、靴デザイナーとしてもファッション史に大きな足跡を残した「TOKIO KUMAGAI」チーフデザイナーを務めた経歴を持ち、靴デザインにも定評がある。氏は、TOKIO時代を含む作品を同美術館に寄贈しており、その中から34点を展示している。

そしてもう一人、靴デザイナー。日本人靴デザイナーと言えば、高田喜佐しかいない。喜佐さんは、靴デザイナーとして活動を始めてからお亡くなりになるまで代表作を自らアーカイブしていたが、そのすべてや自らの手になるイラストなどを同美術館に寄贈している。その中から時代を語る作品やイラストも展示されている。

この機会に、時代を語る靴たちと一緒に高田喜佐の作品「KISSA」のマインドに触れて欲しい。

会期は、現在、開催中の前期が11月9日(日)まで。この後、11月22日(土)~1月18日(日)まで後期が開催される。その他、詳細は下記。

https://www.fashionmuseum.jp/collection/shoes_collection/
神戸ファッション美術館 | 服飾 衣装 展覧会

 

YOICHI NAGASAWA

高田喜佐「KISSA」(イラストも)

 

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