shoes
Posted on 2013/04/03
「THE ART OF INDUSTRIAL MANUFACTURE」。
だから“Made in England”モデル
ドクターマーチンは、英国の文化だ。すなわち、パンクス。音楽、ファッションと繋がり英国カルチャーのアイコンになっているからだ。
しかしもう一つ、注目して欲しいことがある。ドクターマーチンは、自らを次のように表現しているという事実だ。
「THE ART OF INDUSTRIAL MANUFACTURE」。
イギリスの靴と言えば、ノーザンプトンだが、ノーザンプトンの靴づくりの歴史は、清教徒革命(1641〜1649年)のオリバー・クロムウェルが自軍の兵士の靴を発注したことから始まった。そして1950年代には世界の靴産業をリードする産地となったが、ノーザンプトンシャーの州都、ノーザンプトンだけではなく、隣町のウェリングボローなどを含み産地が構成されている。
ドクターマーチンの創業者、グリッグス・ファミリーは、ウェリングボロー近隣のウラストン・コービーレーンで1901年から靴づくりを営み、作業靴であったドクターマーチンを英国の文化に育て上げた。
その基本は何かと言えば、靴産地を担うマニュファクチュア、つまり製造業としての真摯な靴づくりへの取り組みであり、それ故にカルチャーのアイコンとなり得るアート性を獲得できた。
「THE ART OF INDUSTRIAL MANUFACTURE」には、こんな歴史と靴製造業としての自負が込められている。
だから国際化を果たした今も、コービーレーンの工場で、ドクターマーチンを作り続けている。
という訳で、クラフテッド・コレクション、つまり“Made in England”モデルの紹介だ。
2013年春夏は、メンズ&ユニセックスは上質なカーフ、それに英国の織物産業の歴史そのものとも言えるスティーブン・ウォルター&サンズの高級シルクをアッパーに採用した3アイレット・シューズなど。
レディスは、フリンジを施したタッセルが3枚重ねで取り付けられたローファーやブーツ。くどいデザインが可愛く仕上がっているのは、技術のなせる技だ。
ちなみにコービーレーンの自社工場における製造の実際を、下記で見ることができる。
http://www.dr-martens.co.jp/art_movie.html
CORE PERCY 3EYE SHOE Superfine Merino
(メンズ&ユニセックス)¥39,900
CORE PERCY 3EYE SHOE
(メンズ&ユニセックス) ¥39,900
CAROL FRINGE SHOE
(レディス)¥35,700
AILEE WING TIP FRINGE BOOT
(レディス)¥42,000