Fashion&Culture
Posted on 2012/11/13
1年は超特急、1カ月余りで2013年を迎える。
そこで、カレンダーを紹介する。
もちろん、靴に関係するものを厳選した。
毎日違う靴が現れる日めくりカレンダー
このカレンダーを見付けたのは、10年ほど前のロンドンの書店。
“Page a Day”、1日1ページ…??? そうか、日めくりの靴カレンダーだ!!
それが分かった時は、ときめいた。
めくる度に毎日違う靴が現れる。但し土曜・日曜は1ページになっているので、313ページ、つまり313点の靴が収録されている。
しかも、非常にバラティに富んでいる。パンプス、サンダル、ブーツ、中世の靴、最近のヒット作、またネイティブ・インディアンのモカシン、日本の下駄、はたまた纏足靴等々、ありとあらゆる靴、履物がランダムに登場する。
これらの靴は、オランダの靴博物館の収蔵品だった年もあるが、近年は、リンダ・オキーフ著「Shoes」をベースに、新たに発掘した作品が加えられている。
朝、ページをめくると、この靴、素敵!ということもしばしば。デザイナーなら、カレンダーの靴にインスパイアされ、新しいデザインが生まれることも十分にある。
毎日の靴には、作品解説とデザイナーもしくはブランド名、それに製作年が付されている。
そして2013年は、新たな楽しみが。日本人の靴アーティスト、串野真也さんの作品が3点取り上げられているのだ。何日に登場するかは、めくってみてのお楽しみだ。
◎発行:Workman Publishing (USA)
◎サイズ:17.8 x 4.2 x 15.2 cm
◎価格:15.99$(USA)
日本価格は販売店によって異なる。Amazon.co.jpは、1,453円(11月11日現在)。
毎日靴があるマンスリー・ウォール・カレンダー
前項の日めくりカレンダーのマンスリー&壁掛け式バージョン。
収録されている靴の内容は、日めくり版と同一のようなのだが、日ごとの配置が全く異なるので、全く違う靴が収録されている印象であり、楽しみ方も異なる。
また、このカレンダーにも、串野真也さんの作品が掲載されている。
広げると、長さが71㎝。部屋のインテリアとしても素敵だ。
◎発行:Workman Publishing (USA)
◎サイズ:35.5 x 0.3 x 30.5 cm
◎価格:12.99$(USA)
日本価格は販売店によって異なる。Amazon.co.jpは、1,193円(11月11日現在)。
メトロポリタン美術館収蔵靴のカレンダー
ニューヨークのメトロポリタン美術館は、世界最大級の美術館として、つとに有名。その所蔵品は300万点に及びと言うが、その数だけでなく、その幅の広いことが特徴だ。絵画、彫刻にとどまらず、衣装部門があり、靴も所蔵している。
そのコレクションの規模を想像させるのが、ホームページ。所蔵品検索のメニューがあるのだが、そこに「shoes」と入れると、「shoes(pumps)」「shoes, evning」「shoes(oxford)」「shoes, athltic」「shoes(geta)」など10個のプルダウン・メニューが現れ、検索結果は150ページ以上に及ぶ。
そのコレクションから選りすぐった靴のカレンダーだ。
2013年版で取り上げている作品は、ピエトロ・ヤントルニー、ロジェ・ヴィヴィエ、ハーバート・レヴィン、マノロ・ブラーニク、イブ・サンローラン、それにポール・ポワレなど。
20㎝弱四方とミニサイズだが、毎月登場する作品は偉大だ。
◎発行:The Metropolitan Museum NY & Universe Publishing
◎サイズ: 17.5 x 17.5 x 0.5 cm
◎価格:7.99$(USA)
日本販売価格は、販売店により異なる。Amazon.co.jpは、562円(11月11日現在)。
美しいイラストレーションと著名人の言葉と共に
「Shoe Addict」、つまり靴の大ファン、あるいは靴中毒症カレンダー。
美しいイラストと著名人の言葉が、月の変わりを告げてくれる。
1月は、真っ赤なヒールとストームのレオパード・プリントのオープントウ・パンプス。添えられた言葉は、オスカー・ワイルドの次の言葉。
One should either be a work of art. or wear a work of art.
「人は、芸術品でもなければならない。もしくは芸術作品を身に付けなさい」とでも訳すのだろうか。
以下、いくつか月の言葉を紹介すると、
2月=ココ・シャネル “Fashion is architecture:it is a matter of proportions.”
4月=カール・ラガーフェルド “Oh yes, I love to do shoes. I’m not a fetishist but I love to do shoes.”
5月=マリリン・モンロー “Give a girl the right shoes. and she can conquer the world.”
さて、これらの言葉が付されているのは、どんな靴なのだろうか。
カレンダーをめくると、答えがある。
アメリカのステーショナリーやインテリア雑貨を企画・販売する会社が作ったカレンダーだ。
◎発行:Graphique de France
◎サイズ:30 x 29.5 x 0.8 cm
◎価格:13.99$(USA)
日本販売価格は、販売店により異なる。Amazon.co.jpは、1,277円(11月11日現在)。
靴、靴、靴…が表紙のダイアリー
靴のイラストレーションが表紙のダイアリー。
中身は週間ダイアリー。つまり1週間が見開きに納められ、「16-month」、つまり今年9月から来年12月まで対応しているので、今からすぐに使える。
ただ靴があるのは、表紙だけ。中は普通のダイアリー。
靴好きには物足らないが、私、靴好きを何気に伝えるギフトには向きそうだ。
◎発行:Peter Pauper Press
◎サイズ: 17.3 x 12.2 x 0.8 cm
◎価格:12.99$(USA)
日本販売価格は、販売店により異なる。Amazon.co.jpは、599円(11月11日現在)。